アルバムを20枚収録した Cal Tjader, Milestones of a Legend というCDセットから8枚目、Cal Tjader Goes Latin、1959年発表作。
- Mi China
- Close Your Eyes
- Mambo At The "M"
- Contigo
- Bonita
- The Lady Is A Tramp
- Black Orchid
- Happiness Is A Thing Called Joe
- I've Waited So Long
- Out Of Nowhere
- Guajira At The Blackhawk
この辺になると、モンゴ・サンタマリアやウィリー・ボボをもバンドに迎えて、RPGでいうところの最強パーティが揃ったぞ感がある。モンゴとウィリーは、ティト・プエンテのバンドを抜け出してきたそう。とはいえ、このアルバムでもカルの音楽は、ゴリゴリのラテン・ミュージックには決してならない。マーティン・デニーの音楽がケチャやフラにはならないように。曲でいえば(14)や(18)、ジャンルで言えばたしかにラテンなのだろうけど、あまり食べたことのない、爽やかかつ奇妙な風味。