アルバムを20枚収録した Cal Tjader, Milestones of a Legend というCDセットから17枚目、Cal Tjader Plays Harold Arlen、1960年録音。
- Between The Devil And The Deep Blue Sea
- Ill Wind
- When The Sun Comes Out
- Happiness Is A Thing Called Joe
- I Gotta Right To Sing The Blues
- Come Rain Or Come Shine
- Over The Rainbow
- Out Of This World
- Last Night When We Were Young
- The Man That Got Away
- Blues In The Night
ハロルド・アーレンといえば、Over the Rainbow が日本でも超有名な作曲家、その作品集。A面(1-6)とB面(7-11)とで趣向がまったくちがい、A面の方は小さな構成のジャズ・コンボで、落ち着いたムードのジャズに徹する。
B面は、ストリングスも加わって、もう少し劇的なニュアンス。ベースにはレッド・ミッチェルの名前も見える。ただB面にしても、原曲の「虹の彼方に」の印象からすると、全体的にずっと抑制が効いている印象。
カル・ジェイダーを、というより、クレア・フィッシャーのアレンジメントを聴くための一枚というかんじ。