昨日レビューした Richard Groove Holmes / Onsaya Joy について、コテコテ名盤だとは書いたけど、リチャード・ホルムズのベスト盤とは言わなかったのは、この『ナイト・グライダー』のことが頭にあったから。グルーヴ・マーチャントからの1973年発表作。
意味はよく分からないが、僕の持っている再発CDは、オリジナルのLPとは曲順がちがっている模様。ほんとになんの意味があるんだよう。
- One Mint Julep
- Night Glider
- Young And Foolish
- Pure Cane Sugar
- Fly Jack
- It's Going To Take Some Time
- Go Away Little Girl
ギターやドラムの他に、エレピやサックス、トロンボーン、コンガも参加したこの一枚。(1)は、ザ・クローバーズのカバー。(6)と(7)は、キャロル・キング(とトニ・スターン)の作曲、(6)は冒頭からゴン太くんことクイーカが鳴る。
リチャードのアルバムは10枚も持っていないのだけど、そのなかではやはり『オンサヤ・ジョイ』が彼のベストというのが結論。実はこのアルバムは、オルガンというより、ドラムのバーナード・パーディを聴く用っていう面があって、とくに(4)は、バーナードのベスト・テイクのひとつではないかと!
それはそれとして、「ミスティ」のリラックスしたムードも悪くないが、この時期のリチャード・ホルムズの熱さには見逃せないものがあると判明した。