ヤング=ホルト・アンリミテッド、ヒット曲「ソウルフル・ストラット」を含む1968年の代表作を、今回格安の再発盤で購入。
もともとラムゼイ・ルイス・トリオにいた二人、エルディ・ヤングとアイザック・レッド・ホルトを中心に結成したのがこのバンド、ということになっているが、再発盤の日本語ライナーをみると、どうもどこまで彼らがレコーディングに参加したかはあやしいのだとか。ブランズウィックとしての作品と、割り切って楽しむが吉。
- Who's Making Love?
- Please Sunrise Please
- Be by My Side
- What Now My Love
- Baby Your Light Is Out
- Soulful Strut
- Just Ain't No Love
- Little Green Apples
- Funky Is as Funky Does
- Love Makes a Woman
- Ain't There Something Money Can't Buy
どこを切っても快調&快調、そしてどこか滲み出すセンチメンタル。一曲を選ぶのはむずかしいアルバムだけど、(6)「ソウルフル・ストラット」はやはりすばらしい。メロウな曲として(2)あたりも、街中で急に流れてきたらいいだろうな。ブランズウィック特有の都会感。
あちこちに、有名曲のテイストがふりかけのようにまぶしてあって、「あれ、これって? なんの曲だっけ?」と楽しく感じつつも、元曲が出てこなくって、ううーとなる。たとえば(5)「ウォーターメロン・マン」はすぐ連想したが、この感じ、別の曲にもまだあるよなあ。
そんな耳で聞いたら、マネマネマネマネ連呼して、これも抜群に楽しい曲(11)、ベリー・ゴーディ感はもちろん、いろんなふりかけがかかってるんだよなあ。ああ、なんの曲だっけ、このピアノ、このフレーズ・・・・・・。楽しい・・・・・・なんだっけ・・・・・・気になる・・・・・・まあいっか・・・・・・。
どこまで意図してかせずしてか、この滲み出しセンチメンタル、個人的にはウィリー・ティーのザ・ゲイターズを思いだす。遠く離れたシカゴとニューオーリンズなんだけども。