ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Johnny Lytle / People and Love

ということで、1977年の Everything Must Change までの5年間、アルバムを作らなくなる前の最後のアルバム、Milestoneレーベルから1972年発表。

1. Where Is The Love? ★
2. Libra
3. Family
4. Tawhid
5. People Make The World Go 'Round

一曲目、Where Is The Love に関しては、この曲を演ってくれているだけでイイ。まるでマーヴィン・キャベルがリーダーかなと思うくらい、フルートもいい感じ。ただ、めちゃ個人的には、サックスだけが余計なんだよね・・・・・・(マーヴィンがフルートと持ち替えてる模様?)。あと、このアルバムを通して、ハープ(Betty Glamann)が参加しているのも耳を惹く。

二曲目、Libra、しだいしだいにディープな曲調になっていって、6分過ぎにはジョニーがコロコロとヴァイブで出せる最大限サイケなサウンド?を。前年のThe Soul Rebel もそうだけど、この時代のジョニー・ライトルは、それまでの軽妙な感じと、ヘヴィーでスピリチュアルなテイストとの狭間で揺れている。

三曲目、Familyは、もしヴィブラフォンとハープの共演曲でコンピレーションを編むとしたら、入れないといけない曲。コンピを作れるほど、ほかにこんな取り合わせはなさそうだけど・・・・・。

四曲目、Tawhid、まさにヘヴィーなジャズ・ファンク。エレピとベースの絡みがメインのように聞こえて、ヴァイブの方が客演みたい。

五曲目は、The Stylistics,  "People Make The World Go Around" のカヴァー。やはりヘヴィー路線で、長さも12分近くある。ときどき出てくるハープもいい味。なお、同じヴィブラフォン奏者で言うと、ミルト・ジャクソンがアルバム Sunflower でこの曲を演っている。

 

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