クアルテート・エン・シー『砂の港――ゴンザギーニャ、カエターノ、イヴァン、ミルトンを歌う』、1980年発表作。
買ったはいいが、まず、ジャケットで不安になる。おじさん4人が並んでいて、ほんとうにあの女性コーラスのクアルテート・エン・シーのアルバムなんだよね、と。本当にカエターノやミルトンらが歌ってるならいいけど、あくまでアーティストはクアルテート・エン・シーとなっているし。次には、1960年代・1970年代のアルバムならある程度音が予想できるけど、1980年発表というので、いったいどんなテイストの音だろうかと。聴いてみると、多少この時代特有のAOR味があるにせよ、まちがいなくクアルテート・エン・シーの音楽。
1 Abandonado
2 Ciranda Menina
3 Saindo De Mim / Começar De Novo
4 Gira Girou
5 Lua, Lua, Lua, Lua / Canto Do Povo De Um Lugar
6 Idolatrada
7 Barco Fantasma
8 Recado
9 Um Dia
10 O Último Trem / Ponta De Areia
11 Começaria Tudo Outra Vez
12 Antes Que Seja Tarde
ナシメントの曲は転回があって、映画的だね。(6)とか(10)とか。
対して、ゴンザギーニャの(8)や(11)は、ほんとになにげない曲調だけど、いい雰囲気。カエターノの(9)も。
(12)のエレピ、好きだな。