ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Ramsey Lewis / Goin' Latin

カデットから1967年リリース、ビルボードのジャズ・アルバム部門で最高位二位を記録したヒット・アルバムでもある。ベースにクレヴァランド・イートンで、ドラムはモーリス・ホワイト

A1  Hey, Mrs. Jones (Miller, Reagan)
★A2  Summer Samba (Marcus & Valle, Gimble)
★A3  One, Two, Three (White, Madara, Borisoff)
A4  Free Again (Canfora, Baselli, Jourdan, Colby)
A5  Down By The Riverside (Adapted By E. Edwards)
B1  Blue Bongo (Richard Evans)
B2  I'll Wait For You (Evans)
B3  Function At The Junction (Long, Holland & Dozier)
B4  Spanish Grease (Lastie, Bobo)
B5  Lara's Theme (Somewhere My Love) (From The MGM Film "Dr. Zhivago")(Garre, Webster)
B6  Cast Your Fate To The Wind (Guaraldi)

 

A1もよい、A2「サマー・サンバ」、ラムゼイ・ルイスが演るボサ・ノヴァ・ナンバーに外れなし。ブラジル味とはまたちがう味。

歓声からはじまる、A3「ワン・トゥー・スリー」。楽しくて、泣きたくなるような、トーキョー・クーレスト・コンボとかが好きな人ならわかるはず。

A5はクラッピン・ハンズ入りのハッピーな一曲、ラムゼイのピアノを一番ストレートに楽しめる。

B1はちょっとアマゾン風(?)のエキゾチックな雰囲気。このボンゴは、モーリス・ホワイトが叩いてるってことだろうか。

B2、ええと、この曲は "I'll Wait for You" という曲はアストラッド・ジルベルトビル・エヴァンスがプロデュースしたアルバムで歌っている『シェルブールの雨傘』の挿入歌だけでも、このB2は "I'll Wait for You" (Evans)  となっていても Richard Evans の曲で、結局関係ない。

B3は、ホランド=ドジャーの曲だけど、モータウン味はあまりないな。

 

A面だけでも僕的には名盤、実際同じ曲も演っていて、 ”余韻を感じるラテン・ジャズ名盤”  ウィリー・ボボ『スパニッシュ・グリース』やレス・マッキャンバケット・オ・グリース』あたりと並べたい。 

 

Goin' Latin, Primary, 1 of 4

Ramsey Lewis / Wade in The Water

ラムゼイ・ルイス、カデットからの1966年作品。

トロンボーンにジョン・アヴァン、ベースはクリーブランドイーストン、そしてドラムはあのモーリス・ホワイト、当時は25歳くらいか。アレンジはリチャード・エヴァンス。

A1 Wade in the Water (Traditional) (3:46)
★A2 Ain't That Peculiar (Pete Moore, Smokey Robinson, Bobby Rogers, Marv Tarplin) (2:48)
A3 Tobacco Road (John D. Loudermilk) (4:34)
A4 Money in the Pocket (Joe Zawinul) (2:41)
A5 Message to Michael (Burt Bacharach, Hal David) (3:09)

★B1 Uptight (Everything's Alright) (Henry Cosby, Stevie Judkins, Sylvia Moy) (5:44)
B2 Hold It Right There (Richard Evans) (2:24)
B3 Day Tripper (John Lennon, Paul McCartney) (3:07)
B4 Mi Compasion (Esmond Edwards) (3:06)
B5 Hurt So Bad (Teddy Randazzo, Bobby Weinstein, Robert Harshman) (3:04)

選曲も演奏も、どこをとっても軽快&軽快。
ソウル・クラシック A2も絶好調。ベースが活躍するA3。

A2と同じくB1もベタといえばベタな選曲にちがいないんだけど、軽みをまぶした演奏に、こんなのがいいのよ感。

B2は、うっすらと子どもの歓声入り。
B3、チーズビットよろしく、サクサクしあげの「デイ・トリッパー」。

B5まで、素敵に走りきる一枚。

 

Wade In The Water, Primary, 1 of 4

ジャケット写真は逆光でぼんやりしてみえるけど、カラフルなソング・リストと眺めていると、いい感じにみえてくる。今ではこの感じはできないだろうな。

Silvetti / Spring Rain +1

アルゼンチン生まれのピアニスト、 ベブ・シルヴェッティがサルソウル・レーベルから1977年にリリースした、あの「スプリング・レイン」を収めた一枚。
この当時はシルヴェッティはスペインで活動していたようだが(基本的な本拠地はメキシコらしい)、南ヨーロッパ的なバタ臭さを漂わせる、AORディスコとでもいうべきジャンルの名盤。

「スプリング・レイン」はなにせ電気グルーヴの「シャングリラ」でのサンプリングで有名だが、英語版のwikiをみると、ビートマニアでの西村宜隆(DJ Yoshitaka)のリミックスの方が先に記述されている。どちらにしても、日本人が彼の再評価に貢献しているわけだ。

 

1  Spring Rain (Bebu Silvetti)  5:52
2  Primitive Man (Bebu Silvetti)  5:25
3  A Smile At Dawn (Bebu Silvetti)  4:37
4  Two Cups Of Coffee (Bebu Silvetti, Rafael Trabucchelli)  3:55
★5  Voyage Of No Return (Bebu Silvetti)  5:51
6  Coconut Rain (Bebu Silvetti)  4:28
7  Fortune Teller (Bebu Silvetti)  5:31
8  Contigo (Bebu Silvetti)  4:29
9  Spring Rain *Special Single Edit by Joe Cain; Bonus Track

 

もちろん看板の1も名曲だが、2も悪くないし、シャバダバスキャット&ぐりぐりベース増しの5とかだいぶ好きだな。だいぶ好き。けして「スプリング・レイン」だけのアルバムじゃない。6もなにかふしぎな魅力のある曲よ。

サルソウルはニューヨークのレーベルなんだよね。脳天気な明るさではない、踊るためのディスコとしてはたっぷりとしすぎているこの独特の陰影、シルヴェッティに声をかけたことを含めて、アメリカン・カルチャーの懐の深さを甘くみることはできない。

 

Spring Rain, Primary, 1 of 4