ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Angel Zaberski / Selected Songs 2

ブルガリアのポップス作曲家、アンゲル・ザベルスキ(父)がつくった曲の選集。バルカントンから出ている Selected Songs 第1集は1981年で、この第2集は1983年発表(1982年説もあるみたい)。

★ A1        Къде Си, Лято = Where Are You, Summer
★ A2        Йохан Щраусс Рок = Johann Strauss Rock
A3        Магдалена = Magdalene
★A4        Щом Танцуваш, Ти Си Млад = You're Young When You Dance
A5        Запей Ми, Мамо= Sing To Me, Mother
A6        Една Сълза = One Tear
B1        Единствена Моя = My Only Love
B2        Вечният Икар = The Immortal Icarus
B3        Златното Ключе = The Golden Key
B4        Ана Мария = Ana Maria
★B5        Старата Шега = The Old Joke
B6        Самотност = Loneliness

冒頭のテクノポップ(?)A1「Where Are You, Summer」からマッド!
テンポが歪んでターン・テーブルが壊れたかと思ったけど、そうでもなさそうで、どこまでどこまで意図的なのかが分からない。レコード自体が歪んでる説も捨てきれないが、たしかめる術もないし、こういう音楽として聴けばたしかにこういう名曲だ。

〔といいつつ、さがせばなんでもあるね、今は。YouTube上の音源はこちら。俺の盤で聴くのと印象ちがうけど。https://youtu.be/FeIZcmIhUbs?si=ALyiFXVdNgbAs30Q

A2もすごい。ふつうにはじまるが、途中からアタ・タックの世界観。
本盤全体として、トム・ゼ的な狂ったアレンジになったかと思うと、フォークになったりディスコになったりオケになったり、つかみどころがない。

くせになりそうなディスコナンバー、A4「You're Young When You Dance」。オーケストラ・ソフィアが参加してるとクレジットされとるが。

B3「The Golden Key」とか、大瀧詠一かニノ・フェレールかと思うような、アップテンポなオールディーズ風のナンバーが突然はじまって、やっぱりふつうじゃない。

B5「The Old Joke」は、これまた唐突におしゃれ&さわやかな女声AORで、よい感じ。

 

bg.wikipedia.org

ブルガリア版のwikiに記事を発見。1931年生まれで2011年没。「叙情的なポップソングの巨匠の一人」だそうな。経歴をみると、ブルガリア大衆音楽の王道を歩んだ人のようにみえるけど、この盤といえば相当イル。選集の第一集に代表曲を集めて、第二集に珍味を収録したということなのかなあ。そう思えば、たしかにジャケもそれぞれそんな感じ。

 

Избрани Песни 2 = Selected Songs 2, Primary, 1 of 4

Ramsey Lewis / Goin' Latin

カデットから1967年リリース、ビルボードのジャズ・アルバム部門で最高位二位を記録したヒット・アルバムでもある。ベースにクレヴァランド・イートンで、ドラムはモーリス・ホワイト

A1  Hey, Mrs. Jones (Miller, Reagan)
★A2  Summer Samba (Marcus & Valle, Gimble)
★A3  One, Two, Three (White, Madara, Borisoff)
A4  Free Again (Canfora, Baselli, Jourdan, Colby)
A5  Down By The Riverside (Adapted By E. Edwards)
B1  Blue Bongo (Richard Evans)
B2  I'll Wait For You (Evans)
B3  Function At The Junction (Long, Holland & Dozier)
B4  Spanish Grease (Lastie, Bobo)
B5  Lara's Theme (Somewhere My Love) (From The MGM Film "Dr. Zhivago")(Garre, Webster)
B6  Cast Your Fate To The Wind (Guaraldi)

 

A1もよい、A2「サマー・サンバ」、ラムゼイ・ルイスが演るボサ・ノヴァ・ナンバーに外れなし。ブラジル味とはまたちがう味。

歓声からはじまる、A3「ワン・トゥー・スリー」。楽しくて、泣きたくなるような、トーキョー・クーレスト・コンボとかが好きな人ならわかるはず。

A5はクラッピン・ハンズ入りのハッピーな一曲、ラムゼイのピアノを一番ストレートに楽しめる。

B1はちょっとアマゾン風(?)のエキゾチックな雰囲気。このボンゴは、モーリス・ホワイトが叩いてるってことだろうか。

B2、ええと、この曲は "I'll Wait for You" という曲はアストラッド・ジルベルトビル・エヴァンスがプロデュースしたアルバムで歌っている『シェルブールの雨傘』の挿入歌だけでも、このB2は "I'll Wait for You" (Evans)  となっていても Richard Evans の曲で、結局関係ない。

B3は、ホランド=ドジャーの曲だけど、モータウン味はあまりないな。

 

A面だけでも僕的には名盤、実際同じ曲も演っていて、 ”余韻を感じるラテン・ジャズ名盤”  ウィリー・ボボ『スパニッシュ・グリース』やレス・マッキャンバケット・オ・グリース』あたりと並べたい。 

 

Goin' Latin, Primary, 1 of 4

Ramsey Lewis / Wade in The Water

ラムゼイ・ルイス、カデットからの1966年作品。

トロンボーンにジョン・アヴァン、ベースはクリーブランドイーストン、そしてドラムはあのモーリス・ホワイト、当時は25歳くらいか。アレンジはリチャード・エヴァンス。

A1 Wade in the Water (Traditional) (3:46)
★A2 Ain't That Peculiar (Pete Moore, Smokey Robinson, Bobby Rogers, Marv Tarplin) (2:48)
A3 Tobacco Road (John D. Loudermilk) (4:34)
A4 Money in the Pocket (Joe Zawinul) (2:41)
A5 Message to Michael (Burt Bacharach, Hal David) (3:09)

★B1 Uptight (Everything's Alright) (Henry Cosby, Stevie Judkins, Sylvia Moy) (5:44)
B2 Hold It Right There (Richard Evans) (2:24)
B3 Day Tripper (John Lennon, Paul McCartney) (3:07)
B4 Mi Compasion (Esmond Edwards) (3:06)
B5 Hurt So Bad (Teddy Randazzo, Bobby Weinstein, Robert Harshman) (3:04)

選曲も演奏も、どこをとっても軽快&軽快。
ソウル・クラシック A2も絶好調。ベースが活躍するA3。

A2と同じくB1もベタといえばベタな選曲にちがいないんだけど、軽みをまぶした演奏に、こんなのがいいのよ感。

B2は、うっすらと子どもの歓声入り。
B3、チーズビットよろしく、サクサクしあげの「デイ・トリッパー」。

B5まで、素敵に走りきる一枚。

 

Wade In The Water, Primary, 1 of 4

ジャケット写真は逆光でぼんやりしてみえるけど、カラフルなソング・リストと眺めていると、いい感じにみえてくる。今ではこの感じはできないだろうな。