2021年発表、チェスコと読むらしい、大阪のバンドだという。
1. Intro
★2. AOR
★3. Early So
4. Folks at Work
5. How do they move
6. Partly Fine
7. Wish You Never
8. GB (I Want It)
9. What cesco stands for
10. Paramokes Jr.
★11. 4th of July
12. Wonder Bus
俺ぁもう終わってんなとおもうのは、新しい音楽を聴くたびに、「これはあれみたいだ」と、過去の音楽にひもづけせずにいられないこと。中村佳穂を聞いても、「矢野顕子が、ロバート・グラスパーに出逢った～」みたいなフレーズが浮かんできてしまうのだ。
チェスコ！ なんだろう、1990年代の、あれこれの音楽が頭の中をゆきかう。本当はタイプはちがうはずなのに、ラブ・タンバリンズの記憶がくりかえしよみがえる。このアルバムだったら、クルーエル・レーベルから出ててもおかしくないな、とか。ストレートではないリズムなんかが出てくると、なるほど2021年の音楽よとまた、気をとりもどす。でもまたすぐに、あの頃流行ったスウェディッシュ・ギター・ポップが頭をよぎる。
たしかに、ギラギラとしたオリジナリティがあるわけではない。でもそんなことは問題ではないのだ。ただひたすらかっこいい。ただ最高。最高。
