ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Shelly Manne / Mannekind

ポール・ウィナーズのドラマー、シェリー・マンが1972年に発表した、彼としては異色の作。いかにも当時っぽい、エレクトリック・ジャズ。

1. Birth
★2. Scavenger
3. Seance
4. Witch's
5. Fertility
6. Maturity
7. Tomorrow
8. Pink Pearl
9. Mask
10. Infinity

冒頭からうめき声のような(1)など、(1)・(5)・(6)・(10)はそれぞれ30秒ほどのインタールード的なトラック。

(2)の入りはこれ、ビリンバウかな。このアルバム全体に、1970年代ぽいアングラ・サブカル演出が散りばめられているんだけど、隠しおおせないマンらしい上品さというか、エレピの響きも快く、「腐肉食(ゴミ漁り)」というタイトルとは裏腹に疾走感のある一曲。

(4)は、「魔術師のもの」とでも訳せばいいのだろうか。これもなんだか爽やかなのよ。

コロコロと不思議なトラック(10)は、サンプリングの元ネタにもなっているらしい。

 

Shelly Manne – Mannekind (1973, Gatefold Sleeve, Vinyl) - Discogs