1975年発売。1969年、17歳の時に寺山修司作詞「時には母のない子のように」でデビューしたマキが、ブルース・クリエイションを経てあとに結成したOZのファーストアルバム。深町純がアレンジやオルガン、ピアノで参加。
A-1 六月の詩
A-2 朝の風景
A-3 IMAGE SONG
★B-1 午前1時のスケッチ
B-2 きのう酒場で見た女
B-3 私は風
ウィキペディア情報だが、「時には母のない子のように」のレコ大受賞でもらったジャニス・ジョプリンのLPが、カルメン・マキのロック転向のきっかけになったとのこと。
シャウトをしてもどこか透明感のあるマキの声だが、彼女の声に共鳴するように、春日博文(のちにRCサクセションに参加)のギター・プレイもどこか透明な響きで、プログレによくある時代がかった重々しさを感じさせない。
「私は風」もたしかに名曲で、女声コーラスの入らないバージョンも聞いてみたい(たぶんきっとあるのでは?)。