ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Duke Ellington / Seattle Concert

1952年録音のライブ盤。録音自体はよくはないが、その分雰囲気はある。
途中のMCはエリントン自身らしい。

A1   Skin Deep
A2   Sultry Serenade
A3   Sophisticated Lady
A4   Perdido
A5   Caravan
B1   Harlem
B2   The Hawk Talks
B3   Ellington Medley: Don't Get Around Much Anymore / In A Sentimental Mood / Mood Indigo / I'm Beginning To See The Light / Prelude To A Kiss / It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing) / Solitude / I Let A Song Go Out Of My Heart    
B4   Jam With Sam

新加入のルイ・ベンソンのドラムを全面に押し立てたA1。かわってA2の主役は、ブリット・ウッドマンのトロンボーン

あやしげな雰囲気のA3、なかなか好き。A5 の「キャラバン」も、一風かわった調子だが、B面に入るとさらになにやら、謎めいた様子に。

デジタル配信時代の聴き方からからすれば、いかにも古めかしく聞こえるだろう。だが、いったんオーディオの前に座って聞きはじめれば、スウィング・ジャズの表面的なイメージの先にある、迷宮のようなエリントンの音の世界に足を踏み入れることになるだろう。メドレーがコラージュに、モノラル録音があえてのローファイに、ジャケットがサイケデリックにも感じてくるのよ。