アルバムを20枚収録した Cal Tjader, Milestones of a Legend というCDセットから12枚目、Concert by the Sea Vol.2、1959年録音。ジャケットの荒波は止んだ模様、だが、内容的には逆、こっちのが高波!
- Love Me Or Leave Me
- Tu Crees Que
- S.S. Groove
- Night In Tunisia
- Bess, You Is My Woman Now
- Lover Come Back To Me
- Tumbao
Vol. 1 では控えめだったカルのヴァイブがいよいよ唸る。どんどん熱くなる、モンゴ作の(2)。今度はつられてベースも走り出す(3)。そしてこのタイミングで(4)「チュニジアの夜」。モンゴとウィリーでぐいぐい盛り上げて、カルが回収というこの流れ、最高。カルの「チュニジア」の演奏って、他にもあったっけかな。
(5)でちょっと一呼吸入れて、(6)、(7)へなだれ込む、カルのアルバムの中でももっとも熱量のあるもののひとつ、もし彼のベスト盤を編むとして、ここからどれか一曲を入れると、他から浮いてしまうかもとおもうくらい。前半戦のVol.1 と比べると、圧倒的に Vo.2 がいいね。