ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Harrison Kennedy / Hypnotic Music

チェアメン・オブ・ザ・ボードの9枚組CDの一枚。メンバーのひとり、ハリソン・ケネディのソロアルバム、1972年作品。

ハリソンはカナダ出身の黒人ミュージシャン。30年くらいプロ活動を辞めていた時期があったが、2003年に音楽に復帰。そこそこ高齢だが、むしろ最近の方がめざましく活躍をしている模様。

このアルバムもなかなか渋い、どの曲も。そうだね、ジャケットもそうだけどリッチー・ヘブンス風。(6)はもちろん、ビートルズのカバー。

 

1. Hypnotic Music
2. Closet Queen
3. Night Comes Day Goes
4. Sunday Morning People ★
5. Gimme A Glass Of Water
6. Come Together
7. You Hurt Your Mother Again
8. Up-The Origanization 
9. Children Of The Day

 

ハリソンは、マーヴィン・ゲイの  What's Going On のレコーディングに関わっていたらしく、 本人がその様子を語っている(Bill King, A Conversation With Harrison Kennedy, Feb 16, 2018,  https://www.fyimusicnews.ca/articles/2018/02/16/conversation-harrison-kennedy

―― あなたはマーヴィン・ゲイの名盤、”What's Going On” のレコーディングで演奏したんですか?

HK:うん、説明しようか。あの曲で演ったってわけじゃなくて、僕はあのレコーディングの場所にいたんだ。知っていると思うけど、あの曲にはたくさんのテイクがあったからね。僕は別の曲でハーモニカを吹いたんだ。よく吹いたもんだった、いつも呼び出されてね、ハーモニカを演ってくれって。ライブで ‘What's Going On’ を演るときは、フォーク風でやるんだ、それが僕のお気に入りだからね。

―― 楽しいセッションだったんじゃないですか。

HK:すごかったね、神に誓って。連中の演奏は最高だった。それにあのエネルギー、ひとつの曲を演るのに、何時間もかけたもんだ。(以下、話題は自分のアルバムに。) 

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