ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Danny Woods / Aries

チェアメン・オブ・ザ・ボードのメンバー、ジェネラル・ジョンソンの盟友ダニー・ウッズのソロ・アルバム。1972年発売。下の曲順は C of B のボックス・セットのもの、なぜ曲順を変えるのか。それはいいとして、ダニーは C of B を結成する前からジェネラル・ジョンソンとザ・ショウメンを組んでおり、1978年の C of B 再結成の際も参加している。

(4)チェアメン・オブ・ザ・ボードのヒット曲、なるほどこの曲のリードヴォーカルがダニーだったってことか。(9)も聞き覚えがあるな。(7)はオーティス・レディングのカバーなのかな。全体としてはやっぱり渋めのスピンオフ作品。

1.Roller Coaster 
2.Try On My Love For Size
3.It Didn't Take Long
4.Working On A Building Of Love
5.Funny How Time Slips Away
6.Two Can Be As Lonely As One
7.I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) 
8.Danny Boy
9.Everybody's Got A Song To Sing 
10.Let Me Ride ★

 

良くも悪くもバイ・プレイヤー的なポジションで、ダニーはアポロ・シアターで多くの人と共演。オージェイズ、スタイリスティクス、ウィルソン・ピケット、ジャッキー・ウィルソンなどなど。スピナーズにはメンバーにならないかと誘われたこともあったらしい。


ネット記事に、息子の婿のナタリーによる、ゆるいインタビューがあったので一部紹介。(LUXSHOP4U. https://luxshop4u.com/

ナタリー:すばらしい音楽生活、おめでとうございます。継続の秘訣は?
ダニー:神様だよ、神を一番に考えることだ。
ナタリー:あなたのファンは1960年代まであなたの音楽を探してネットで紹介しているわ!どれくらいの多くのレコードを出して、どれくらいの多くのグループに参加したのでしょう。
ダニー:スピナーズに入ってくれって言われたけど、もう自分で稼いでいたからね、止めたんだ。50枚くらいのレコードに参加したよ。
ナタリー:最初の吹き込みの仕事に契約したのは何歳のとき?
ダニー:19歳のときだっけな。
ナタリー:声を維持するには毎日ずっと気をつかうでしょう。あなたの 6オクターブの声を鍛えたり維持するのに、どんなことをしているんですか。
ダニー:歌えば歌うほど、良い感じになるのさ。
ナタリー:「ダニ-・ボーイ」の高音域を歌うときなんて、どんな気持ちだった?[*このアルバムの8曲目の、とくに最後のところの話?]
ダニー: 息子のダニーのために歌ったね。息子のために歌ったのが良くなった理由なんだ。[*たぶん、ナタリーの旦那のことかな。]
ナタリー:チェアメン・オブ・ザ・ボードを結成して、H=D=Hで最初のグループになったというのはどう。
ダニー:あれはたいへんだった、俺は金を受け取ってない。
ナタリー:Give Me Just A Little More Time がビルボードで3位になって、100万枚以上売れたとき、どうやってお祝いしたの。 
ダニー:俺はお祝いしちゃいない。俺はぜんぜん金を受け取ってないんだ。俺はジョニー・カーソン・ショウとソウル・トレインに何回か出たかな。

・・・・・・てな具合で、ダニー・ウッズは残念ながら2018年に75歳で死去。って、今調べてびっくりしたけど、1月12日が命日、たまたま今このブログを書いているのが2020年1月11日、あと30分で12日。偶然でも安らかに。 

 

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