ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Chairmen of The Board / In Session

1971年発売、チェアマン・オブ・ザ・ボードの2枚目のアルバム。

よくインヴィクタスでは、ハニー・コーンがディスコ・ブームに早すぎて損をしたみたいに言われるけど、このアルバムにもほのかに感じられる「ディスコ前夜」。でも、ディスコ全盛期にはなくなってしまうこの土臭さみたいのが好きだ。

(2) Everything's Tuesday や (5) All We Need Is Understanding では、ジョンソン必殺の巻き舌がたっぷり味わえる。インヴィクタスは、モータウンよりも、びりびりとギターを効かせた曲も多いね。

前回の My Way に続いてスタンダートのカバーで、(8) ではサイモンとガーファンクルなんか演ってるけど、ヴォーカルがジョンソンじゃないらしく、しょぼいなあ。「捨て曲なし」ってのはやっぱり褒め言葉で、当時はヒットしたシングル数曲に、あとはいろいろ詰め込んじゃえっていうのが普通だからね。捨て曲は捨て曲の自由な味があるからやめられないのだが。

(11) When Will She Tell Me She Needs Me、2:50過ぎにケホケホ演出(使うあてのないメモ)。

(12) 、妙味のある佳曲。びよんびよんぽこぽこ、へんな音がする。

1.Chairmen Of The Board
2.Everything's Tuesday
3.Pay To The Piper
4.Twelfth Of Never
5.All We Need Is Understanding★
6.Patches
7.It Was Almost Something
8.Bridge Over Troubled Water
9.Hanging On To A Memory
10.I Can't Find Myself
11.When Will She Tell Me She Needs Me
12.Children Of Today

 

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ちなみにスタイル・カウンシルの『アワ・フェイヴァリット・ショップ』の向かって右手に飾ってあるレコードは、オーティス・レディング『オーティス・ブルー』、カーティス・メイフィールド『カーティス』、そしてこのアルバム『イン・セッション』だったりする。

こちらのページには、オリー・ボールによるかっこよき別ショットも。https://www.snapgalleries.com/product/olly-ball-the-style-council-our-favourite-shop-session/