1972年のアルバム、CDとオリジナルのLPとでは曲順がちがっているみたい。
全曲オリジナルで、(1) がH=D=HのD=Hの名義になっている以外は、すべてジェネラル・ジョンソンの作。アルバム単位ではこのアルバムが一番、らしさが出ている気もする。
(1) はさすがのH=D=H、シングルとしてのインパクトが素晴らしすぎる。
(2) 、うってかわってのアルバム向けというか、なかなかドラマティックな展開の一曲。インヴィクタスには、ルース・コープランドの「ギミ・シェルター」カヴァーというキラー・チューンがあるけれど、プログレ・ソウルとでも言いたくなるようなこの手の曲は、このレーベルの魅力のひとつ。
実は、パーラメントのファーストアルバムはインヴィクタスから出ているんだけど、Pファンクとプログレって相通じているところがあるかもしれない。
(5) 、タイトル曲は甘茶の入った佳曲、これも中間あたりの展開が印象に残る。
(8) 、一瞬「クラウド・ナイン」を思い出すけど、実際にはこっちの方がずっともったりしていて、ジョンソンが歌えばそれはジョンソン風以外のなにものでもない。ラストじゃ絶叫がフェイド・アウトしていく。
うーん、プログレ・ソウルつったけど、(1)以外、ジョンソンが作った曲はちと長いんだよな。もしかしたらスティーヴィーやマーヴィンみたいにやりたかったのかもだけど、全然できてなくて、むしろそれも愛すべきポイントなのかも。
1. Working On A Building Of Love ★
2. I'm A Sign Of Changing Times
3. Elmo James
4. I'm On My Way To A Better Place
5. Bittersweet
6. Saginaw County Line
7. Weary Traveler
8. Men Are Getting Scared
9. So Glad You're Mine