アルバムを20枚収録した Cal Tjader, Milestones of a Legend というCDセットから7枚目、Latin Kick、1956年発表作。
- Invitation
- Lover Come Back To Me
- September Song
- Will You Still Be Mine
- I Love Paris
- Tropicana
- Moonlight In Vermont
- Bye Bye Blues
- Manuels Mambo
- All The Things You Are
- Blues From Havana
カル・ジェイダーはスウェーデン系のアメリカ人で、1925年、ピアノ弾きの母親とヴォードヴィリアンの父親の間に生まれた。芸人夫婦の子どもとして、四歳の時にはタップ・ダンサーとして舞台に上がり、「タップの神様」ビル・ボージャングルス・ロビンソンと共演した映画もあるらしい。(Duncan Reid, Cal Tjader was one of the first jazz musicians to embrace Latin music)
このアルバムの話、カルの演奏をティンバレスやコンガがバックアップして、音が厚い。曲を挙げるなら、カルのヴァイブが存分に楽しめる(5)・(9)。(5)I Love Paris、いったいどこのパリなんだろう!
このボックスセットでは省かれちゃっているけど、でっかいサボテンの陰で野外ライブをしているバンドと観客、ジャケットもすごくいい。イラストには Arnold Roth とのサイン。