ダイアナ・ロスのバックシンガーを務めていたことでも有名な姉妹ヴォーカル・トリオ、ジョーンズ・ガールズが1979年に発表したPIRからの一枚目。りーずなぶるなCD20枚セット、フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ「ザ・コレクション」では17枚目。
- This Feeling's Killing Me ★
- You Made Me Love You ★
- Show Love Today ★
- You Gonna Make Me Love Somebody Else
- Life Goes On
- Who Can I Run To
- We're A Melody
- I'm At Your Mercy
今回、PIRのレコード(CDだけど)をずらっと聞いてきてわかったことは、ディスコのイメージはただその一面で、むしろ流麗なナンバーの方が多いくらいってこと。このアルバムThe Jones Girlsなら、Melissa Manchester の Don’t Cry Out Loud あたりと並べてもみたい。名盤。
彼女ら最大のヒット、ミリオン・セラーの(4)も良いが、リラックスした散歩感のある(1)が好きだ。口笛も入っているし。
ノリの良さなら、デクスター・ワンゼル作の(2)。例によってスラップも交えたベースに耳がゆく。高揚感のある(3)、(4)に行くまでの冒頭三曲からが強力。よい。
(6)は、1995年に Xscape によるカバーが、R&Bチャートで#1を記録している。
ゴスペル感がにじむ(8)は、ステイプル・シンガーズあたりを思わせる美しさ。他のアーティストを引き合いに出して褒めるスタイルはあんまり褒められたもんじゃないかもだが、このアルバムが多面的であることを説明したいものだから。