ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Frankie Valli and The Four Seasons / Sherry and 11 others

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ、The Classic Albums Box なるオリジナル・アルバム18枚を詰め込んだセットが格安、というか激安で、ついポチり。アルバム一枚をCD1枚ずつに収めて、オリジナルを模した紙ジャケを紙ボックスに収納、さすがライノの再発盤、過不足なしのぴったり感よ。

先月買ったばかりだけど今アマゾンでみたら、もうアマゾンでは品切れ、欲しい人は急がないとかも。

1.  Big Girls Don't Cry
2.  Yes Sir, That's My Baby
3.  Peanuts
4.  La Dee Dah
5.  Teardrops
6.  Apple of My Eye
7.  Never on Sunday
8.  I Can't Give You Anything But Love
9.  Girl In My Dreams
10. Oh Carol
11.  Lost Lullabye
12.  Sherry

 

大ヒット曲「シェリー」を引っさげた彼らのデビュー・アルバム、1962年リリース。「ただのノリノリなサーフ・ミュージックと思われて長らく音楽性を評価されなかったビーチ・ボーイズ」みたいなストーリーがあるけど、フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズもそういうとこありそうだな、まだ1枚目を聞きはじめたばかりでも。

たしかにノリノリ&コミカルなファルセットからはじまる(1)。どこかで聞いたことのある曲調(そして「どこか」をきっと思い出せない曲)の(6)。タグにもノベルティと付けたけど、こういうのも割と好き。全体にこんな感じ、僕的にぜんぜん楽しく聞けるのだけど、どれか曲をピックアップして★をつけるとなると、意外と難しいね。「シェリー」は、聞くぞと思ってしっかり聞くには、テンポが緩すぎる。外で流れていていたら、気持ち良さそう。

ドゥーワップ由来のファルセットやコーラスだから、彼らをブルーアイド・ソウルで括ることもあるようだけど、少なくともこのアルバムに関してはそれはどうだろう。良い意味でも、ドゥーワップとは別物に聞こえる。

 

シェリー」を作曲したのは、キーボードも担当していて、ヴァリと並ぶ重要メンバーのボブ・ゴーディオ。本アルバムでは(1)(9)(11)(12)のクレジットに彼の名が見える。彼がつくった曲で一番有名なのは「君の瞳に恋している」だろう。タモリ倶楽部のオープニング曲「Short Shorts」が、フォー・シーズンズで活躍する前の1958年に、15歳のゴーディオが共同でつくった曲だとは、ウィキペディアで今知った。これぞ正に雑学という感じで好ましい。

 

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