ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった

How unfashionable to buy music CDs nowaday

Les McCann / New From The Big City

1970年発表のライヴ録音盤。ベースのハービー・ルイス、ドラムのロン・ジェファーソンとのピアノトリオ編成。

A1 Gus Gus
A2 Big City
A3 Come Back Baby
A4 Steady Trompin'
A5 Bill Bailey Won't You Please Come Home
B1 The Girl From Ipanema
B2 Tenderly
B3 Beaux J. Poo Boo
B4 Kathleen's Theme

ふだんよりいっそう、クールな雰囲気が強い。一貫してクールな調子を保ちつつ、B面後半には次第次第に境地が深まっていく。

(B1)「イパネマの娘」、ボサ味は消えて、すっごくマッキャン。
(B2)「テンダリー」も、聞いているうちに、いつしかマッキャン節に巻き込まれている。例の、ロマンティック側のマッキャン。
低い、スピリチュアル調のピアノから入る(B3)。それでいてお洒落な味なのがマッキャン。

レス・マッキャンの名盤名曲を挙げろと言われて、最初にこのアルバムが出ることはないかもしれないが、気がついたらこれが一番、通しでよく聴くアルバムだったってなってもおかしくない、そんな一枚。

 

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