Cal Tjader / Tjader Plays Tjazz

Cal Tjader, Milestones of a Legend というアルバム20枚を収めた10枚組のCDセットを購入。なんと1700円とちょっと。ジャケットはまったく素っ気ないが、パーソネルなどはいちおうひととおり記載されている。

その20枚のうち1枚目、Tjader Plays Tjazz なるアルバム、ファンタジーから1955年発表。

1. Moten Swing 
2. I've Never Been In Love Before
3. There Will Never Be Another You
4. How About You ? 
5. Jeepers Creepers 
6. A Minor Goof
7. My One And Only Love
8. Imagination
9. I'll Know
10. Brew's Blues

（3）が5分ほどあるだけで、どれも3分前後の瀟洒な小品集。ピアノにはソニー・クラークが参加。カルは、ジョージ・シアリングにスカウトされて一時期彼のバンドに加わっていたらしいが、このアルバムの雰囲気はまさにシアリングをおもわせる。

間を置かず、気がつけば次の曲がはじまっている曲間のさりげない短さが心地よい。ベスト・トラックを選ぶのはむずかしいけれども、シアリング風の曲調にＳＣのピアノも楽しめる（5）を。そしてこの曲もまた、気づかぬうちに（6）になだれ込んでいるはず。