アルバムを20枚収録した Cal Tjader, Milestones of a Legend というCDセットから16枚目、The Cal Tjader Stan Getz Sextet、1958年録音。タイトルのとおり、スタン・ゲッツとの共演作。
- I've Grown Accustomed To Her Face
- For All We Know
- Ginza
- Crow's Nest
- Liz Anne
- Big Bear
- My Buddy
スタンを迎えて、全体に、いつもよりオーソドックス寄りの演奏にも聞こえる。そのなかで異色なのは(15)のギンザなる曲で、ユーモラスな導入から11分も続き、ヴィンス・ガラルディやエディ・デュランといったいつものメンバーの、長尺のソロ・パートが楽しめる。
しかし、まあ、なんだ。なんだかんだ結局、スタン・ゲッツがうるさい! 好きなよーに吹きよってからに。ゲッツ・ジルベルトの悪夢再来ですよ。そっちはそっちのファンもいるのだから、自分のリーダー作で勝手にやっていてほしい。